10/8/2022 0 コメント チタン製品は錆びないって本当?チタンアクセサリーブランドのプロが解説します「チタンは錆びない」と聞きますが、本当なのでしょうか。チタンアクセサリーを制作する、チタンのプロが解説します。 結論から言えば、「厳密にはチタンも錆びる。しかし、一般的な意味ではチタンは錆びないと言っていい」となります。どういうことか気になる方は、ぜひ最後まで記事を読んでみてください。 金属が「錆びる」って、どういうこと?金属製品にとって、錆びは天敵。まず、錆びはどのようにして発生するのでしょうか?錆びは金属と酸素、水によって酸化が起きることで発生します。 これを「腐食」といい、金属が腐食されることで、錆びが発生するのです。 チタンは錆びに強い錆びに強いイメージがあるチタンですが、実はチタンは非常に酸素と結びつきやすい金属。これだけ聞くと、「チタンは錆びやすいのでは?」と思ってしまうかもしれません。 しかし実は、その性質のおかげでチタンは錆びに強い金属となっているのです。どういう仕組みなのでしょうか? チタンが錆びない理由とは酸素と非常に結びつきやすいチタン。そのため、酸素と反応したチタンは瞬時に表面に皮膜を発生させます。この皮膜がきわめて強固で安定した不動態皮膜であるため、チタンはそれ以上酸素を通さなくなるのです。表面に酸化皮膜ができ、酸化が抑えられる。これがチタンが錆びに強い、錆びないと言われる仕組みです。 厳密に言えば表面に錆びは発生していますが、それ以上には錆びないため「チタンは錆びない」と言っても過言ではないでしょう。 海水に浸かったり、傷がついてもチタンは錆びないのかチタンは錆びに強いことを、より詳しく見ていきましょう。一般的に金属製品が錆びやすいのは、以下のような場合です。 ・水に濡れてしまった ・塩分が付着してしまった ・傷がついてしまった さて、チタンはこのような場合でも錆びないのでしょうか?まず水濡れについてですが、チタンは水濡れに強いです。 これはチタンにできる酸化皮膜がきわめて強固なためです。同じく錆びに強いとされるステンレスが錆びてしまうような状況でもチタンは錆びないと言えます。 塩分についても同様に、酸化皮膜が強固なためチタンは錆びないと言えます。そのため、海水に浸かったとしてもチタンは錆びないでしょう。 それでは、その強固な酸化皮膜に傷がついてしまったらどうでしょう?チタンの酸化被膜は空気中の酸素と反応することでできています。もし酸化皮膜に傷がついてしまったとしても、瞬時に再び酸化皮膜が形成されます。なので、チタンは傷がついても錆びないと言っていいでしょう。 錆びないチタンを利用した製品の例チタンはその錆びない性質から、自動車のパーツなど多くの製品に使われています。なかでも注目したいのはアクセサリーとして使われる場合です。 アクセサリーとしての錆びないチタンアクセサリーとしてチタンを利用した場合、様々なメリットがあります。錆びないのは当然として、チタンは表面の酸化皮膜のおかげで「アレルギーが極めて出づらい」という利点があるのです。
また実は、チタンの表面にできる酸化皮膜はシャボン玉のように様々な色を発します。この特性を活用することで、見た目にも鮮やかで、かつ色落ちの心配がない色を持ったアクセサリーが生まれます。 チタンアクセサリーブランド「As」では、チタンの利点を活用したアクセサリーを多数取り揃えています。ぜひ一度ご覧になってください。 チタンアクセサリーブランド「As」
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